事例
5.152024
【設置例】プラスチックフイルムリサイクルマシーン修理工事
工事日:2024年4月4、5日/10、11日/15、16日
お客様:佐倉市内廃プラリサイクル業 F社殿
【工事項目】
・20年前製作のマシーン動作不良(依頼4月3日/調査4月4、5日)
・400V150馬力のモーターのインバータ交換を指摘、交換工事を行う(4月10、11日)
・更に誤作動するので盤内回路を調査及び不良部品を交換(4月15、16日)
・操作性をよくするため4か所に押し釦スイッチを追加工事(4月10、11日)
・工事後2週間経過して順調に駆動を確認(5月2日)
1. 動作不良のご相談
数日前から動作が時々止まるとの状態でしたが、⾧い時間止まる事が続いたので、付き合いのあった弊社に相談がありました。
調査した段階でインバータは20年経過しているので取り換えたほうが良いと提案。F社社⾧もそれは覚悟していた様子だったので、在庫等の関係もあり至急見積を取り、金額を提示しました。
最短で入手するようにして工事を1週間以内で行いました。
2. インバーターの工事(準備)
元々設置してあったインバーターはメーカーも制作していないようでしたので各社に問い合わせたところ東芝製で400V115kWのインバータが見つかりました。
入手したのは8日でしたが、会社内で設定等の調整及び直流リアクトルの大きさが違うため、寸法通り設置するため加工をしました。
さらに設置場所が狭いため、道具、リフト器具等の準備を整えました。
3. インバーターの工事(取り外し)
10日はまず古いインバーターと直流リアクトルを取り外します。
狭い場所ですがどちらも重量があるため、安全を確認しながら5人がかりで取り外しました。
会社内で改造したリフターなどを利用したので比較的スムーズに作業ができました。工事は11日も同じ体制で行いました。
4. インバーターの工事(設置)
設置するのもほぼ5人がかりで行いました。
事前に加工個所について打ち合わせをしてきたのでこちらもスムーズにできました。
インバータの調整をしている間に頼まれていた押し釦スィッチの取り付け配線作業も終了しました。駆動実験した後終了しました。
5. 誤動作の調査
4月12日(金)夕刻、最初は具合よく作動していたが誤動作するようになったと報告あり、15日(月)訪問調査の結果、回路上にタイマー回路がありその動作が不良なのが判明、準備をして16日工事をすることにする。16日はボリュ-ムとダイヤルの接続交換4か所も依頼されていたので一緒に行う事とした。
6. 工事後の確認
工事終了から2週間後の5月2日に連絡を取ると作業上の不具合は出なくなったとの事。
ただマシーン自体はかなり古いのでそれなりのメンテナンスの必要性は指摘させて頂いた。